高田ごぜ
仲田大二 水彩
高田ごぜ三人⇒
| 1 |
妙高山は峨々として
千古の白雪天をつき
日本海は汪々と
万里の波濤空をうつ
山水霊なる越の国
学びの友垣一千余
| 4 |
治まる御代の我等には
仁義の兜知恵の弓
百折不撓の勇気あり
堅忍不抜の剣あり
心にむらがる煩悩の
悪魔を払って進みゆけ
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| 2 |
学と徳とに身をたてて
期するは国家のまき柱
砂(いさご)の粒もつもりては
みそらに高き妙高山
水の雫もたたへては
そこひも知らぬ日本海
| 5 |
小善とても勉むべし
小悪とても犯すなよ
なるとならぬは天なれど
唯一筋に彼の岸へ
進むぞ我等の務なる
進むぞ我等の覚悟なる
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| 3 |
思へば昔霜台公
能信越をきりなびけ
七尾城頭月きよく
戦勝の宴たけなはに
矛(ほこ)横たへて
うたひてし威風ぞ今に芳しき
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